こんにちは、メガミンクスBLDに成功したので、自分が使っている手順をまとめてみました。メガミンクスBLDのやり方については、タニシさんの素晴らしい記事がございますので、ご覧ください。
自分の解法も、この記事の解法をベースにして、一部手順をアレンジしたものを使っています。
ナンバリング
自分のナンバリングと基準面はこんな感じです。この記事ではこのナンバリングを使って説明をします。
自分の3BLDのナンバリングが下の写真のような感じなので、それと近い感覚でできるよう、ナンバリングを定めました。メガミンクスBLDをやるレベルまで来ているのであれば、ナンバリングは自分が考えたものを使うと良いと思います。ですが解説の都合上、自分のナンバリングで説明させていただきます。
手順集
エッジ手順
- あ: 何もしない
- い: U' R U R' U R' U' R2 U' R' U R' U R U' (偶: U R' U' R U' R U R2' U R U' R U' R' U)
- え: U R U R' U2 R' U' R U' R U R2' U R U' R U2' R' U' (偶: U R U2 R' U R' U' R2 U' R' U R' U R U2' R U' R' U')
- お: U' R U R' U2 R' U' R U' R U R2' U R U' R U2' R' U (偶: U' R U2 R' U R' U' R2 U' R' U R' U R U2' R U' R' U)
U面については、開眼で使うUパームが馴染んでいたので、コミュテーターではなくUパームを使うことにしました。しかしU面パーツは基本的に3cycle(後述)を使うので、一度も使ったことはありません。
- き,し,ち,に,ひ: [Dw* R2: [U2, R L' F' R' L]]
- く,す,つ,ぬ,ふ: [Dw* R: [U2, R L' F' R' L]]
- け,せ,て,ね,へ: [Dw*: [U2, R L' F' R' L]]
- こ,そ,と,の,ほ: [Dw* R': [U2, R L' F' R' L]]
側面上側は、あ段以外は簡単ですね。「せ」の位置にセットアップします。ご存知だと思いますが、偶数文字目はインサートとインターチェンジが逆になります。
「さ」「な」「は」については先ほどと同じように、「せ」の位置にセットアップします。ただし先にDw回しても意味がないので注意してください。
「た」についてはヘルパーの反対側のステッカーなので、EO手順を使います。偶数文字目でも奇数文字目でも一緒です。
- ま~ぼ: [Dw* D*: [U2, R L' F2' R' L]]
「も」の位置にセットアップします。
- ぱ~ぽ: [Dd* D2': [U2, R L' F' R' L]]
「ぱ」の位置にセットアップ→D2'で「せ」にセットアップできます。
コーナー手順
- あ: U F' R' F R U' R' F' R2 U R' U' R' F R (偶: R' F' R U R U' R2' F R U R' F' R F U')
- い: 何もしない
- え: F' R' F R U' R' F' R2 U R' U' R' F R U (偶: U' R' F' R U R U' R2' F R U R' F' R F)
- お: U2' R' U2' R U' R' F' R U R' U' R' F R U2' R U2 (偶: U2' R' U2 R' F' R U R U' R' F R U R' U2 R U2)
エッジと同じく、U面は開眼のAパームを採用しました。こちらもU面は3cycleを使うことが多いので、まだ使ったことはありません。
- く,す,つ,ぬ,ふ: [Dw* D': [U, R' D R]]
「く」の位置にセットアップ→D'で基本手順に持ち込みます。
- け,せ,て,ね,へ: [Dw* D: [U, R' D' R]]
「け」の位置にセットアップ→Dで基本手順に持ち込みます。
- こ,そ,と,の,ほ: [Dw*: [U, R' D' R]]
「そ」の位置にセットアップして基本手順に持ち込みます。
- か: [L2 Dw: [U, R' D R]]
- ち: [Lb2 Dw2: [U, R' D' R]]
- な: [Lb' Dw2': [U, R' D' R]]
- に: [Lb2' Dw2': [U, R' D' R]]
- は: [L' Dw2: [U, R' D' R]]
- ひ: [L2' Dw2: [U, R' D' R]]
これらは頑張って基本手順に持ち込みます。
- し: R' U2' R U R' U R L U2 L' U' L U' L' (偶: L U L' U L U2' L' R' U' R U' R' U2 R)
- た: L U L' U L U2' L' R' U' R U' R' U2 R (偶: R' U2' R U R' U R L U2 L' U' L U' L')
ヘルパーを含むパーツのステッカーはCO手順を使いますが、EO手順とは違って偶奇で手順が変わるので注意が必要です。
- ま~ぼ: [Dw* Dl*: [U, R' D R]]
「み」の位置にセットアップします。
- ぱ~ぽ: [Dd*: [U, R' D2 R]]
「ぱ」の位置にセットアップすればR' D2 Rでインサートできます。
3cycleについて
U面のパーツは3cycleを使うことが多いです。
例: エッジ 「おら」
「お」とバッファはどちらもU面でインターチェンジ可能なので、「ら」をバッファにインサートする動きとU面インターチェンジで3cycleを作ることができます。この場合は、
[Dw' D': [R L' F2' R' L, U2']]
となります。
展望
これに加えて、習得してみたいとぼんやり考えていることについて書きます。
- インサートの最適化
例えばエッジで「ば」のステッカーはR L' F2 R' Lでインサートできます。こういうのを増やしていきたいですね。
- U面パーツ3cycleの導入
U面ステッカーについては3cycleを導入しましたが、それをU面パーツに拡張したいと思っています。エッジだと「た」「な」「は」、コーナーだと「し」「た」「ち」「な」「に」「は」「ひ」このあたりですね。
メガBLDやりましょう!
ところで最近メガミンクスBLDが流行っていますね。自分もこの流れに乗って成功させることができました。ちなみに日本語はとてもメガミンクスBLDに向いていますね。日本人として生まれて幸運だったと思います。
メガミンクスBLDの難易度は5BLDと6BLDの間ぐらいだと思います。メガミンクスBLDが立方体のBLDと比べて難しい点としては、
難しい点
- ナンバリングを新しく作り直す必要がある
- ナンバリングで使う文字の種類が多すぎる (濁音まで使わないといけない。)
余談ですが、英語圏では26個しか文字がないので、面と位置にそれぞれ文字を割り振って、1ステッカー2文字で覚えているみたいです。確かにこの方法だと用意しなければいけないレターペアは高々12x5=60個しかないので、現実的かなと思います。日本語だと1文字に対して1イメージ対応させれば、記憶するイメージの数としては一緒になりますね。(ちなみに自分は無理くりレターペアをその場で作りました。)
- D面など、回しにくい箇所が多い (メガミンクスはそういうパズルなので仕方ない。)
- 2e2cが存在しないので、3cycle的な解法を使わざるを得ない (2e2eとか2c2c使ってもできなくはなさそうだが、手数が増えそう。)
- パーツが多いので分析が大変 (ステッカーとナンバリングの対応関係に慣れるにはそうとう時間がかかりそう。)
- エッジが30個もあるので、文字列が長くなりすぎる
簡単な点
まあ簡単な点はこれぐらいじゃないですかねw
難しい点は多いものの、立方体のBLDにはない要素やレターペアがたくさん出てきてとても面白いと思いました。ぜひメガミンクスBLDもやってみてください。