6BLD初成功!

※この記事は2022年3月18日に書いた記事をはてなブログに掲載し直したものです。

 

6BLDに初成功しました。おそらく日本では9人目です。4回目の挑戦でした。

 

軽く振り返りをしたいと思います。これから6BLDに挑戦する方の参考になるかどうかは分かりませんが、もし何か役に立つことがあれば幸いです。

まずReconstructionを作りました。本当はTwitterにリンク貼りたかったんですが、長くて貼れませんでした。

自分は

Inner X Center → Outer X Center → Left Oblique Center → Right Oblique Center → Inner Wing Edge → Outer Wing Edge → Corner

の順番で解くことにしました。3BLDのように忘れる前に解くのではなくしっかり記憶してから解くので、分析もこの順番で、3周ぐらい復習をしました。あと解法はすべて2cycleです。

分析開始

奇数分割はセンターがないので向きを自由に決められます。青がたくさんそろっている面があったのでこれを利用し、あとはD面色の黄色がなるべく埋まるよう意識しました。

X Center (Xセンター)

バッファ: Ubl

解法: U2

分析文字列:

Inner X Center かさきいしつせなひうにてえねくぬ (16文字)

Outer X Center たはしなうすひきふえつぬくへけてく (17文字)

どちらも文字数は若干少なめでした。あと自分は各面に五十音の行を割り当てて、それぞれ時計回りに文字を振っていて、優先順位も同じように時計回りです。優先順位と五十音の順番が同じだと分かりやすいです。あとこのナンバリングは、セットアップと文字の段との規則性があり非常におすすめです。

ここは4BLDと同じなのでこれといって特筆すべきことはありません。ある程度Xセンターの分析には慣れているので苦労しませんでした。

Oblique Center (斜めセンター)

バッファ: Ub

解法: U2

分析文字列:

Left Oblique Center: はいちなひにつうさえぬかふきせてくねけす (20文字)

Right Oblique Center: はにかしひいぬうきふすちえくへせねけ (18文字)

6BLD最大の難関はこれだと思います。まず左斜めセンターと右斜めセンターの判別が難しいです。そしてナンバリングをXセンター(コーナー)と合わせるか、+センター(エッジ)と合わせるかは、意見が分かれるところですが、僕は+センターが良いと思います。Xセンターと合わせることになれば斜め対称なUblバッファのU2法になりますが、これはセットアップの方法が右斜めセンターと左斜めセンターで大きく変わってしまいます。一方+センターと合わせると左右対称なUbバッファのU2法になりますが、こちらは左斜めセンターと右斜めセンターとでそこまでセットアップが変わらず、ある程度規則性が保たれています。

とはいえ分析はとても難しく、斜めセンターの分析に15分ぐらい費やしていたと思います。そして実行も何層目を回すか間違えやすいので、きちんとターゲットがどこにあるかを意識しながらセットアップしましょう。1回目~3回目の失敗の原因はこれだと予想しています。

Wing Edge (ウィングエッジ)

バッファ: DFr

解法: r2法

分析文字列:

Inner Wing Edge さひきあたへふちてせすてけねしつかけいくにうなぬい (25文字)

Outer Wing Edge いてあくさしひつけかなきふちせぬすねへうにえき (23文字)

斜めセンターが終われば分析はもう終わったようなものです。4BLDと同様に分析をしていきます。...とはいうものの4BLDに慣れていないとウィングエッジの分析も難しいと思います。なので6BLDに挑戦するのは4BLDでウィングエッジの分析にある程度慣れてからが良いと思います。僕は4BLDで15分程度の実力なのですが、本当はもう少し速い方が好ましいかもしれません。(というか4BLDで10分切ってから6BLDに挑戦すると言っていたのはどこのどいつだ...)

Corner (コーナー)

バッファ: UBL

解法: Old Pochmann法

分析文字列: かさふはくへし (7文字)

特筆すべきことはありませんが、奇数分割と違ってセンターがないので色の位置関係は頭に入れておきましょう。(まあセンターの分析でもそうですし)

復習・実行

一通り分析し終わったのは35分ぐらいです。そこから約25分は復習に費やしました。画像にもある通り分析・記憶は1時間0分43秒です。そして目隠しをして実行します。

とにかく実行は回し間違えないよう細心の注意を払いながら回していきます。4BLD程度だったらある程度適当に回しても大丈夫なんですが、6BLDとなると回したい層だけを回すというの難しいので、ミスしないよう丁寧に回しましょう。とはいえゆっくりやりすぎるとどこまで回したか分からなくなるのでここの調整が難しいところです。

そして26分16秒で実行終了、最終的なタイムは1:27:00.01です。そしてアイマスクをとると、6x6x6キューブが綺麗に全面揃っていました。4回目の挑戦にしてようやくです。

(追記: 分析文字列は合計126文字でした。)

最後に

ということで6BLDに挑戦してみて思ったことをざっくり書いてみました。ちなみにこの記事では記憶についての話がほとんど書かれていないのですが、それは僕がほとんど記憶に関して工夫をしていなからです。3BLDでやるようなイメージ記憶でゴリ押しています。しかしそろそろ限界が見えてきたので、きちんとレターペアを完成させて場所法も習得したいと思います。それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!